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デジタルカメラ ID:1146721206カテゴリー » ツール

 釣りに直接関係無いアイテムの中にカメラがあります。でもこれが無いとアフターフィッシングの楽しみが半減してしまうのもまた事実。ここ数年デジタルカメラが主流になってきましたが、僕はつい最近までフィルムカメラで撮っていました。その理由の第一にデジカメのISO感の低さがありました。夜間やマズメ時に撮ることが多いので、ロープライスな価格帯のコンパクトデジカメで、綺麗に暗いシーンを撮ることが出来る機種は皆無だったからです。かといって、高価で大きなデジカメを持ち込んだところで、水濡れの心配と余計に嵩張る荷物のせいで記者でもない僕には釣趣の邪魔になるだけ。

 フィルムカメラの長所はISO感度の他に、電池寿命の長さやコンパクトさ、データの確実性と柔軟性、それにいざというときコンビニで「写ルンです」を調達できるので気軽でもあります、画像は最悪ですが…。なかでもデータの柔軟性(という表現がいいかどうかは別として)は僕にとっては重要なポイントでした。多少露出を失敗しても、スキャン時の補正と16bitデータ取り込み後PC上の操作でリカバリーが効くのは、写真下手な僕にはかなりアドバンテージが高かったです。

 ところが最近のデジカメはISO感度や省電力の向上、それに手振れ補正機能、さらにフィルムカメラに負けないコンパクト性、またまたそれに加えて防水機能まで当然といわんばかりに持っている機種があるのですから驚きです。それでいてそんなに高価ではない。そんな、まるでアングラーが開発しているのではないか?と思わせる機種に出会えました。で、買ってみましたオリンパスμ810。

オリンパス μシリーズ

 オリンパスから最近発売されたμシリーズの3機種、μ810、μ710、μ720SWは、シャープでメタリックなデザインがかなりグーです。ボディにステンレスを使用しているので触ったとき金属特有の冷たさが伝わってきて、小さい割には他のコンパクトデジカメに比べるとジワリと重みを感じるので、高密度なイメージが高級感を感じさせます。デザイン的には古くからのカメラマニア向けというよりも、新たなターゲットを意識しているって感じでしょうか?言い換えればフィルムカメラの呪縛から完全に解き放たれたデザインといった趣です。カメラのデザインとしては大きく好みの分かれるところかもしれませんネ。

 購入候補にリストアップしていた機種は多々あって、パナソニックLX1、リコーCaplio GX8、キャノンPowerShot S80等など…。ちなみにこの3機種の共通点は、デジカメでは弱点の広角28ミリまで対応していることです。望遠側が物足りなくてもトリミングなどでなんとかなるけど、広角はいかんともしがたいものです。だから28ミリは絶対欲しいところ!でも、μ810は35ミリという点がヒジョ〜に残念。それでも購入した第一の動機は防水機能があったから…。水しぶきがかかったり、うっかり濡れた手で触ってしまうことの多い釣行時にはμ810の防水性は絶対魅力的です。水没こそさせることはなくても、水分の脅威に晒される使用環境では、釣行以外でもかなりアドバンテージは高いはずです。

 μシリーズの中でもμ720SWは水深3メートルまで耐えられて、シュノーケリング程度の用途に充分使えそうです。μ720SWのレンズは、にゅーっと伸び縮みする沈胴式レンズのμ810、μ710、とは違って内部格納式になっていて、このことが1.5メートル高から落下での耐衝撃性に寄与しているそうです。まさにヘビーデューティ仕様となっているわけですね〜。かなりそそられました。デザイン的には、他の2機種に比べると控えめな感じがします。見た目よりも実を採る人でアクティブなアウトドア派に最適かも?
 一方μ710はμ810の下位機種ですが、レンズがやや暗いのと広角が37ミリという点では画素数の差以上に不満の残るところ。また動画撮影ではμ810のみ30fpsで撮れるのですが、μ710、μ720SWは15fpsのみとなっています。ISO3200まで対応しているのもμ810のみで他は1600まで。もう一つμ810には撮影後の手振れ補正機能がオマケ?で付いている。

 さて、μ810の実力は如何に…。実写サンプルを補正なしでアップしています。画像をクリックすると拡大画像が見られます。500キロバイトから2メガバイトほどありますので、通信環境によっては表示されるまで時間がかかる場合があります。(ブロードバンドで数秒〜十数秒)それから、拡大画像はJavascriptの関係で横のサイズが大きい画像は端から端まで見られないようです。

猫

晴れた日の昼間、軒下にいた猫を撮った。人物により外の光が多少さえぎられているものの光量は充分。

猫

曇った日の昼間、屋外で直径1センチほどの花をマクロ撮影した。

P5050020.JPG

晴れた日の夕方、林の中でタンポポをスーパーマクロモードで撮影した。

神社のツツジ

晴天の日中、神社にてツツジを撮影。背景の空や白い花が滲むのはレンズ性能が悪いからか

パノラマ撮影 林の中

夕方に林の中をパノラマ撮影した。端から端まで拡大画像を見たい場合はこちら

羽田空港

羽田空港にて手ブレ軽減モードでパノラマ撮影をした。

夜間撮影

夜8時、夜景モードで撮影。露出時間?秒間。肉眼での見た目よりもかなり明るく撮影できます(ストロボなし)。三脚またはそれに類するものは必須ですが都心部のような明るいロケーションであれば場所を選ばずそれなりの画質は得られそうですね。

夜間撮影1

夜間撮影2

上左画像は曇りの夜に街灯や民家の光の殆ど無い所で、ISO3200で7灯の白色LEDハンディライトで手持ちで撮影したものです。右はその画像をレベル補正しました。ハンディライトがかなり遠くまで照らし出していることがわかります。RAWデータで保存できれば補正後の画像はもう少し綺麗なものになっているのでは?(拡大画像はありません)
良い点
  1. 暗い場所での撮影が気軽にできる

  2. ちょっとくらいなら水が掛かっても大丈夫

  3. パノラマ撮影は意外に使える(パソコンでの合成が必要)
悪い点
  1. 画質がいまいち良くない

  2. フレアが気になる(レンズが悪い?)

  3. 起動してからシャッターが切れるまで時間がかかる(レスポンスが悪い)

  4. 充電池の持ちは良いほうではない(スペア充電池必携かも)
【総評】
広角側が35ミリのぶん、パノラマ撮影でなんとかカバーできるのは良いと思うのですが、狭い場所や手持ちの場合綺麗につながらないことも多々あります。μ810が実売価格4万円台のデジカメであることを踏まえ、防水機能やISO3200などの付加価値を考えたら、画質については目をつぶれそう。しかしレスポンスの悪さは不満が残ります。折角のシャッターチャンスを逃してしまうこともある。このへんはもう少しなんとか出来そうなものですがね〜。それからフレアが気になるくらい出ます。逆光時はもちろん、やや暗めの背景で白い服を着ている人物を撮ってもその周りがモワっと滲みます。レンズが悪いのでしょうかね?800万画素という高スペックを謳う割には、安っぽさを感じてしまう最大の欠点です。もうひとつ、起動時は常にピントあわせのためにジジジジと動いているのもなんか気になります。液晶モニターは大きいのですが、だからといってピントがきちんと合っているのか?とかの確認はできません。せめてどの距離にピントをあわせているのかといった情報が欲しいところです。晴天の屋外ではこのモニターは一層使いづらいから、液晶モニタを小さくしてファインダーを付けてもらいたいくらいです。それからヒストグラム表示できるのはいいのですが、シャッターを半押しすると消えてしまうのはチョットいただけない。もうひとつ、保存の際RAWデータでの保存ができるとありがたかった。まぁ画質で勝負できるカメラでないだけに、付けてもしょうがない機能かもしれませんが僕は欲しかったなぁ。ちなみに印刷目的や高解像度を必要とする場合、ISO100までで撮影したほうが無難です。ISO200からは感度に比例して画質は荒れていきます。
最後に、このカメラを一言で言えば・・・、普通以上のシチュエーションで使える普通のデジカメといったところでしょうか。
満足度は5段階評価でかろうじて・・・ かな。防水機能がなかったら3でしょうか。
ちなみにこのウェブページでは『クロダイを狙う?』からこのカメラを使っています。
・・・デジカメ選びの一助になれば幸いです。

【追記】
μ720SWはUrauraさんつかんぽさんがお持ちのようです。オリンパスって釣り師御用達なんですね〜。
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Up — posted by Otom-One @ 02:40PM | Comment(0) | TrackBack(0)